La Vie en Rose 3

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武蔵小金井駅で中央線を降りた浩也が自宅 マンションに帰り着くと、見覚えのある 顔がエントランスから出て来た。美月だ。 これで二回目である。彼女がフランス出張 中の浩也の部屋の管理を担っていることは 事実だが、帰国中、それも本人が鍵を 持っているのに尋ねて来るのは合点が いかない。 浩也は何気なく美月に近づき、彼女の前に 立った。目の前の人影を見上げた美月は 驚いて立ち止まった。 「西島さん…。」 「この前も来てたよね。」 「…。」 「部屋に行こう。」
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