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「私の幸せ 見つけたよ」
生まれてこなければ良かった
いつも 思ってた
誰にも期待されず
無駄に二酸化炭素を吐いて
空気を汚してた
痣だらけの足を見て
キズだらけの腕を見て
生きてる意味を考えた
瘡蓋は消えるけど
ココロのキズは消えない
そう
今でも。
何のために生まれたのか
何のために生きてるのか
何のために笑ってるのか
何のために泣いてるのか
それでも 一生懸命で
嫌われないように
疎まれないように生きてきた
でも やれることは限られてて
ココロの叫びは
誰にも届かなかった
幸せなんて どこにある？
周りを恨んで
親を恨んで 先生も憎しみの対象で
暗い目をして彷徨ってた
全てが敵だったあの頃
この広くて狭い世界で
友と呼べる人を見つけ
救われた
半世紀も過ぎようとするこの歳で
生きてくのも
捨てたもんじゃないなと
ココロから思った
皆の手助けで
大きな山を乗り越えた現在
もぅ誰も 傷付ける人は居ない
ココロが痛む言葉を投げかける
そんな人も居ない
今 幸せを噛みしめている
ココロの奥深くのキズは
時々 疼くけれど
私を傷付けたのも 人間で
救ってくれたのも 人間で
時々 まだ近くに人がいると
息がしづらくなるけれど
今 幸せを感じることが出来るのは
痛みを経験したから
苦しみを経験したから
そう
普段 何気にしてること
よく食べて
よく眠って
よく笑う
それが 幸せ
苦痛の中にも幸せは
あったのだと思い知る
でも 今 何よりも幸せと思うこと
好きな人と
一緒に食べて
一緒に眠って
一緒に笑うこと
私の幸せ 見つけたよ
今でも感謝してるよ
みんな ありがとう
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