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【道しるべ】
運命の輪が廻り始める。
これまで綴った物語が終わり
新たな始まりを告げる鐘が鳴る
羽根をバタつかせ 泥沼で
ずっと もがき喘いでた
もう 翔ぶことは出来ないと
諦めにも似た感情で
羽根を濁った水に浸して
静かに時が過ぎて行くのを
遠くの私が見つめてた
最期の時が来ることだけを
願っていた 孤独な魂
その身を憐れみ 手のひらで
優しく拾い上げてくれた温もり
迷いという泥を払い落とし
未来という光を指して
行くべき道を示してくれた
尊いこの出逢いに感謝して
迷いも過去も捨て去って
高く高く天高く
行くべき道を 迷わず行こう
変化を怖れず 前だけを見て
もう迷わない
指してくれる指がそこにある限り。
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