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「この店の売り上げじゃ足りない……」
女性店員は隠れていた右手を上げた。
「なっ……」
カッターナイフより遥かに大きな、血がべっとりと付いたナイフが握り締められていた。
拓郎が知る事はなかった。
自分が入る少し前に強盗が入っていた事……
目標金額に達せず客から金を奪い取る事を思いついた事……
足元に転がる動かなくなった店員から制服を奪い取ってレジに立った事を……
」
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