419人が本棚に入れています
本棚に追加
/155ページ
魔王は拘束され、懲罰房に入れられた。
当分出てこれないと聞いた。
カウンセリングが行われるらしい、早くして欲しかった。
結構有名になってしまった、超!不味いんですが、私を気にも止めなかった生徒が、私を見に22組に来るのだ。
魔王恨む!
1週間で抜糸、2週間でどうにか喋れる様になったので、バイトに出かける事にした。
まだ要塞都市は移動中、ヘリコプターや偵察機がガンガン飛んでる中、港町の食堂に来た。
「おはようございます」
「おー倭子ちゃん、今日はよろしくな」
食堂のおっちゃんは、強面ながら一流の料理人だ。
「先週はすみませんでした」
「怪我は大丈夫か?」
「はい、おかげさまで」
「1日よろしくな」
海女さんができない時は、食堂で働かせて貰ってる、海女さんの方が実入りはいいが、都市が動いている間はしょうがない、港町の食堂に生徒が来る事は殆ど無いので、安心して働かせて貰ってる。
決して校則では禁止されてないのだが、軍族の人達と慣れ会うのを、いいふうに思ってない人もいる。
それが、Sクラスの生徒なので、他のクラスの皆も暗黙の了解の元、街にはあまり行かないのだ。
「街の活性化の為に、街に出た方がいいのに」
自給自足を、目指している為、お金が回るのも大事だ
厨房で魚を捌き、フライをあげ、足が棒になるまで働いた。
8時間で日給1万円
帰りに、お菓子を買ってちょっと、ウキウキしていた。
最初のコメントを投稿しよう!