4:前世の遺恨 "なな"

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魔王は拘束され、懲罰房に入れられた。 当分出てこれないと聞いた。 カウンセリングが行われるらしい、早くして欲しかった。 結構有名になってしまった、超!不味いんですが、私を気にも止めなかった生徒が、私を見に22組に来るのだ。 魔王恨む! 1週間で抜糸、2週間でどうにか喋れる様になったので、バイトに出かける事にした。 まだ要塞都市は移動中、ヘリコプターや偵察機がガンガン飛んでる中、港町の食堂に来た。 「おはようございます」 「おー倭子ちゃん、今日はよろしくな」 食堂のおっちゃんは、強面ながら一流の料理人だ。 「先週はすみませんでした」 「怪我は大丈夫か?」 「はい、おかげさまで」 「1日よろしくな」 海女さんができない時は、食堂で働かせて貰ってる、海女さんの方が実入りはいいが、都市が動いている間はしょうがない、港町の食堂に生徒が来る事は殆ど無いので、安心して働かせて貰ってる。 決して校則では禁止されてないのだが、軍族の人達と慣れ会うのを、いいふうに思ってない人もいる。 それが、Sクラスの生徒なので、他のクラスの皆も暗黙の了解の元、街にはあまり行かないのだ。 「街の活性化の為に、街に出た方がいいのに」 自給自足を、目指している為、お金が回るのも大事だ 厨房で魚を捌き、フライをあげ、足が棒になるまで働いた。 8時間で日給1万円 帰りに、お菓子を買ってちょっと、ウキウキしていた。
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