4:前世の遺恨 "なな"

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月曜日、放課後生徒会から呼び出された。 入学式同様、足が重い 生徒会室に入ると、長机の向こうに生徒会長の面々、手前にも長机が置いてあり、その手前の椅子に座らされる。 生徒会長は、"勇者アーサー系"の転生者、第一王子、一緒に旅をした第二王子は, 二人いる福会長の内の一人、もう一人の副会長は、聖騎士だった 秘書と会計は観てないのでわからないけど、"勇者アーサー系"ではないらしい 「渡辺倭子さん」 「はい 」 「週末、港町に出かけているようだが、何をしに行っているのだね?」 「バイトです」 「バイト?」 「校則には届けを出せばOKと書いてあります」 「軍属と接触するのはどうかと思うのだが」 「それも禁止されてません、むしろ入学式に理事長は、いろんな店があるのでどんどん利用しなさいって言ってましたよ」 「・・・・それは」 「店の人も皆軍属ですよね」 「お金がいるのか?家からの仕送りは?」 「親の欄に名前が無いな・・・」 私の、生徒情報の紙を見て言った 「捨て子を見るのは初めてですか?」 私がそう言うと、皆驚いた顔をした。
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