4:前世の遺恨 "なな"

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「捨て子?・・・孤児や捨て子等、親が居ない転生者や特殊能力保持者には、必ず里親がつくはず」 「ずっと隠してましたから、力も記憶も」 「小さい時にそれは無理だろう、記憶が戻るまで何かでばれる」 「・・・・私が記憶戻ったのは、産道を通過してる時でした」 「・・・・はあ?産道って・・・」 「苦しいわ、痛いわ、赤い世界から白い世界にでて、なんじゃこりゃ!と叫んだつもりが自分の声がおぎゃだったのは驚きましたね」 「赤い世界?」 「あぁ、たぶん、ほら手を太陽にかざすと赤いでしょう?そんな感じだと思う」 「ずっと、隠してました。力を全く使わなかったわけでは無いけど、ばれなかった」 「どうしてばれた?」 「好奇心に勝てなくて・・・前世がこの世界似た世界なので、この世界にもしかして私が居ないかと、ちょっと探したら、ばれた」
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