4:前世の遺恨 "なな"

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生徒会長たちは黙って居た 皆の目が同情に染まったのが分かった そこに、生徒会室に居なかった会計、と書記の二人が入って来た ドクンと心臓が鳴った・・・・ 「会長、今度の大会のルール変更の打ち合わせしたいんだけど」 そう言う男子生徒のステータスを見て、総毛立つのを感じた、忘れていた憎しみが湧いてきた 書記の宮本(みやもと)隆司(たかし)前世、暗殺者(書類には兵士とある) 一回目の転生で私の総てを奪った憎い奴 「ん?あんた誰?」 宮本に声を掛けられた、油断した殺気がじわっと出てた 「お話し終わりですよね?帰っていいですか?」 「ああ」 毒気を抜かれた様な面々だった 生徒会室を出ると、一息ついて歩き出す (落ち着け、あれはあくまで前世、今は違う人間) 自分に言い聞かせる、そうしないと無限収納に入っている双剣を抜きたくなる (なんなんだ、あの欄外の称号<ななを溺愛>?意味わからん!”なな”を殺したのはお前だろう!)
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