4:前世の遺恨 "なな"

16/16

418人が本棚に入れています
本棚に追加
/155ページ
宮本との対峙 「何故泣く!」 「"なな"私は君を愛していた」 「愛とは、言いようだ、私の純潔を奪い、その後も陵辱して、おかげで子供が産めなくなり、初めて私が愛した人を殺して、私も殺して、凄い愛情だな」 「・・・」 何も言えない宮本 「前世の事だ」 そう言って私は刃物を仕舞う 「今を生きろ、"なな"は居ないんだ」 「"なな"」 「渡辺(わたなべ)倭子(わこ)だ」 「恨みはある、魂に刻まれた恨みは消えない、でも割り切ることは出来る今は”なな”ではないから」 顔を見ずに私は言う 「出来たら、もう関わりを持たないでくれ、醜く恨みに翻ろうされる自分が抑えきれないんだ」 そう言って、宮本を置いて公園を離れた 宮本は声を出して泣いていた。 どうしてそうなる・・・ <倭子(わこ)を崇拝> 宮本に着いた称号 あれがどうして崇拝に繋がるんだ~! 辛いこと、楽しかったこと、一杯思い出しちゃった、夢に見そう 出来たら公爵の夢が良いな、 後の転生先の伴侶には悪いが、今までで一番愛したのは公爵だな
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

418人が本棚に入れています
本棚に追加