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この話は 私が 都内郊外にある大きな某霊園で 警備の仕事をしていた時に 同僚から聞いた話です。
我々の霊園での警備の仕事は 早朝から昼過ぎまでの早番と 昼過ぎから夜閉園時間までの遅番 そして 閉園前から朝の交替までの夜勤のに三つに
別れていて 私は 遅番メインの たまに早番があると言う勤務でした。
さて 霊園での警備って何をするのか 皆疑問に思うでしょうが 早番は夜勤からの引き継ぎを受けて 開園して回り 朝の巡回 (早番は朝イチの巡回がヤバイと先輩から聞いていたが それは たまにとある木の枝に首吊り自殺者を見つけてしまい その後は残業、笑つまり 警察沙汰になるからって訳なんだが。。。。。)
つまり 業務的に 面倒なことに巻き込まれる嫌さなんですね
これは 夜間に まあ 呼び込まれたと言うか 首を括らなきゃって気にさせられた人が 忍び込んで その木の前までやって来て 自殺するそうで
大体 同じ木だそうです。因みに 私は 見つけたことはなかったが
次 遅番は 早番から引き継いで 夕方一回園内巡回。ここまでは 特に問題は少なくて 来園者の案内やら 車の誘導やらがメインの仕事
が あとは 夜九時から十時まで 各門や入り口施錠して 夜勤に引き継ぐわけで
まあ この時の巡回が まあ 嫌と言えば嫌なくらい
そして 夜勤ですね これは 先輩の老人から聞いたのですが 一番嫌だと。夜0時前と 夜中三時頃 見回りするのだが、夜中三時が 何かに会う鶴立企佇高いと。
これは 梅雨が開けたあたり 東京では七月半ば お盆になるのだが、その三時の見回りで 各出入口鍵のチェックと あとは全て見て回るのではなく 中央の道のみショートカットで 済ませるわけだが(前の0時前に一通り巡回済みの為)
ある日 三日月の晩 南、東門チェックあとに その彼ら(警備二人)が真ん中で交差して 北と西の門へ 向かおうとしたら
どこからか
シャカシャカ シャカシャカ って自転車を漕ぐような音がしたため
「これは侵入者だ」と 二人顔を見合せて
音のする西門へ懐中電灯をつけたり消したり 警戒しながら 向かっていると あきらかに シャカシャカ シャカシャカが
近づいてきて 「よし捕まえてやれ」と
二人とも 柔道とかしていた猛者のため身構えていると シャカシャカ シャカシャカ
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