第3章 神様のいたずら

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【そこなんだけどさ~。 犬猿の仲っていつからそう思ってんの? この際だから、なんで俺のことそんなに嫌いなのか教えろよ。 なんでいっつも睨まれてきたのか、 今日こそははっきりさせろってばよ!】 と、平蔵は言い出した。 次の授業は体育だ。 体操着を持って更衣室へ行くというのに、 男の声が頭の中でしているなんてどうかしている。 私は泣きそうになる気持ちをぐぐっと踏みとどめているのに必死だ。 【そうそう。 さっき、大好き過ぎてストーカーみたいとか言ってなかった? お前、俺のこと…いつから好きだったの?】 イライラする。 【イライラするのって、もしかして俺のせい?俺がバカなせい?】
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