第4章 滑らかなくちどけ

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私はすぐに笑顔を取りやめてそっぽを向いたが、そんなことしても意味なんてない。 平蔵は私のすぐ背後に顔を寄せたのか、妙にすぐそばから声がした。 「潤」 ゾクゾクゾク…… 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 と、私の奇声に驚いた養護教師が持っていたものを床に落とした。 「吃驚したなぁ」と先生はあきれ顔で私達二人を交互に見た。 「あんたら、付き合ってるの?」 「まさか!」と私は速攻で否定した。
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