5人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
もうすぐ約束の時間だった。
くみがアレをインターネットを利用して購入の申し込みをしたのは丁度一週間前の日曜日だった。
フト目に入ったチラシからはじまった。
いつかも38万円もする美顔器を衝動で購入した。そういう性癖が前からあるのは自分でも知っていたが、今回はその美顔器の4倍もする買い物だった。
「それで世間体と、愛が手に入るのなら安いものだ」というのがくみが出した最終結論だった。
ロボットは最上級のモノとはいかなかったがそこそこ良いものを時間を掛けて選択した。現代科学が生んだ「人口知能」というものに人生を掛けてみようじゃないか。
くみは腹をくくってその到着を待った。
最初のコメントを投稿しよう!