いやいや、人生そんな甘くないっしょ

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Side:?? 森に来た俺は情報を仕入れるため、獣化して森の長の所へ足を運んだ。 本来は獣人と獣は会話が出来ず、尚且つ獣は狩の対象になっているため交流はない…のだが…ここの長は何故か会話が成り立つ。 疑問には思うが聞いても素知らぬ顔で黙秘を決め込むため10年ほど前からは追求もしなくなった。 《おぉ、久しいな金目よ。》 …そしてなぜすぐ俺が森に入ったか分かるのかも不思議だ。どこから湧いて出たんだ 幾分か話し、適度に情報を共有した所でお開きになった密会だったが、終始ソワソワしている長に疑問を感じた。 「長、私にまだ話していないことがあるのでは?」 そう問いかけると目を泳がせながらへらりと笑い濁し濁しに話し始めた 《いや…実はちと頼みたいことがあってな》 「…つまりは私に面倒事を押し付けたい、ということでしょうか?」 《まぁ、そういうことになるな》 開き直るなくそジジィ 涼しい顔で言ってもこちらとしては全く涼しくないぞ。 「仕方ないですね。面倒この上ないですが様子だけ見てみましょう。」 《すまんな、助かる》
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