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贅沢な二度寝をし、随分と日が昇った朝とは言い難い朝、ポンポンと俺のお腹を叩きながら誰かが喋ってる…気配で目が覚めた。
なんてこった気がするんじゃなくて俺に向かって話しかけてたんだ…
ただ今目の前にいらっしゃるのは昨日ご飯を食べる前に会ったイケメン、アーキルさん。
俺が勢いよく起き上がったもんだからびっくりした顔を一瞬してから爽やかな笑顔で
「Egun on.Gehiegi lo egiten ari naiz.」
と言われた。
何を言ってるのかさっぱりわからないけど一応「すみません、おはようございます。」とだけ伝えておいた。
それから促されるままに着替え食事を…という流れになったので朝は要らないと伝えた。
信じられない顔をされたが日の登りからして早めのお昼でもいい時間だ。みんなと一緒に食べたい。
伝えると笑顔で頷き、部屋を出ていった。
…さぁどうしようすることが無くなったぞ。
いつもの朝なら部屋を掃除したり課題をやっつけたり軽く走ったりしてたのに何も出来ない…散歩していいか聞けばよかった…
いや、ジェスチャーで伝わるかも謎だが…
結局ドアが叩かれるまで窓の外をぼーっと見て過ごした。平和万歳。
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