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初めまして異世界(仮)に来て1週間くらいが過ぎた。
てんてこ舞いな毎日で、いつも頭をフル回転。
挙句に出される課題で毎日必死にこの国の言葉を覚えていった結果、なんと、少しは話せるようになった。
俺ってすごい。素晴らしいパチパチ。
まぁ、だいたい3歳くらいの語力かな?
このくらい言えるようになれば多少会話ができるようになった気がする。うん。
今いるこの土地についても何となく分かってきた。
この国はアルズェーヴというらしい。
街は窓からしか見てないけどなんだか昔の風景画みたいで、屋敷の中の内装や装飾、食器などを見るに中世ヨーロッパ風だなと言う印象。服は違うけど。寧ろどこ風かもわからん。
そうそう。この屋敷はディウブのお屋敷らしい。なんでらしいなのかと言うと、
や、最初はアーキルさんのお屋敷かな?
とか思ったよ?
この7日間毎日顔合わせてたし。
なんか偉そうだし。
でも俺は見てしまった。
今朝いつもより早く起きたから窓の外をぼーっと見てたんだよ。
したっけディウブが帰ってきて、
アーキルがお出迎えして頭を下げてたのを!!
どうやらディウブが俺を保護してくれているらしい。今後何かしらの形で貢献したいから取り敢えず頑張って言葉を話せるようになろうと思った早朝だった。
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