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食事を終えると、ディウブが俺の頭を撫でて部屋を出ていった。
仕事忙しそうだもんなー。なんの仕事してるんだろう…
「アキラ、今後の予定を説明してもいいですか?」
「はい。お願いします。」
「私は今日から通常業務に戻らせていただくことになりました。なので、アキラとの勉強会は昼食後になります。言葉もずいぶん話せるようになってきましたし、そろそろ外に出てみませんか?」
なんと、とうとう外出許可を!!
俺、城下町? 行ってみたかったんだよなぁ。何売ってるんだろう、ワクワクがとまらねぇ‼️
「あ、外と言っても、お屋敷の中ですよ。塀から外はまだダメです。」
上げて下げられた…うちひしがれだよ…
机に突っ伏して悄気ているとクスクス笑い声が上から聞こえてきた。
「得意だったことや見てみたいものはありますか?」
そう微笑ましいものを見るような顔で言われいたたまれなくなり、起き上がることにする。
俺が得意なもの…見たいもの…あ
「『料理』…食べ物作るが得意で、動物見たい、です。」
主に狼くんな。狼くん。すっかり忘れてたけど、どこにいるんだろう。佐々木さんみたいにもふもふ出来ないかな…
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