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周りの声が聞こえないくらい集中していたみたいで、ふと顔をあげたときにはすこし離れたところで座って本を読んでいたアーキルさんがいた。いつの間に…ジーっとみていると顔をあげて本を机においた。
「随分集中してましたね。」
「気がつかなくてごめんなさい。お昼ですか?」
どうやら今日は中庭でお昼を食べるらしく、呼びに来たそうだ。
中庭に出るとディウブがいて、俺たちに気づいたみたいで手をふっていた。
『ピクニックみたいだなぁ』
そう思って咲いている花をみていると
「アキラ、ぴくねっくとはなんだ??」
と言われて声に出していたことに気づいた。
「えと、外、食べるご飯です。私の国では『ピクニック』言っていました。みんなで行く、あります。」
「アキラの国は言葉の発音が難しいな。そしていろいろな単語がありそうだ。」
会話をしている間に並べられたを見てサンドイッチが出来そうだな。なんて思った。きれいに並べるとお姉さんは屋敷に戻っていった。
「さぁ、準備が整いましたので食事をしましょう。」
アーキルさんに招かれディウブとともに座り、俺はパンを手に取った。
今日は肉料理か。サンドイッチにしたら美味しそうだけど、マナー違反とかなりそうだな。
「お肉食べてもいいですよ?」
「はい。『いただきます』」
ううむ。パンはやっぱりグラハムパンですな。
美味しいし健康的だけどヤマ◯キのダブ◯ソ◯トのふんわり美味しさを知ってるからごわごわする…
肉料理はあれだ…鶏肉みたいな肉の塩漬けだな。
鶏ハムみたいで美味しい。もぐもぐ。
サラダは…なんか色とりどりで見たことない形だからいいか。塩と油と柑橘系果汁のドレッシングだな。
…醤油とマヨネーズがほしい…あとハーブ系ってここにないのかな…それだけで味変出来るんだけど。
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