父の友人は変化を告げる

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「じゃあ、君の結婚に関してベストプランを聞かせてくれないか?その内容で結婚できるかどうか判定してみるから。私は仕事柄、結婚に関しては少し詳しい」 「私のベストプランは…… 」 と、語り始めて、結衣は真面目に考えたことなかったなぁと思ったが、思い浮かぶイメージを並べてみた。 「まず、大学生の間は、サークルやゼミの仲間と学生生活を楽しみたい。旅行や色んな場所にも行ってみたいし―― 」 「生活を楽しめるのは、いいことだ」 早田が否定的でないことに安心して、結衣は続けた。 「彼氏も欲しいけど、どうせ就職したときに別れると思うから、本格的には期待していない。友達以上恋人未満くらいでちょうどいいかも。 ――就職した後は、さすがに最初の年は仕事に慣れるのにいっぱいいっぱいで、恋愛する余裕は無いかも。出来れば2年目以降に運命の出会いがあればいいな。  相手は3歳から5歳くらい年上がいいかな。 2年くらいお付き合いして、その次の年に結婚できれば最高! 」
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