2/5
前へ
/143ページ
次へ
……アデル中央本部…… アデル中央本部の綺麗な中庭で、ジュノスはベンチに横たわり昼寝をしていた。 ゴールドアイランドでロックと会ったその夜に、アデルに戻ってきたジュノスは寝不足だった。 風の通りが良いこの中庭は昼寝には最適であった。 「気持ち良さそうですね……」 ジュノスは声に反応し、方目を開けて確認すると……。 「姐さん……」 ジュノスに声を掛けたのはアリエルだった。 ジュノスは体を起こすと、アリエルに言った。 「なんですか?サボってるわけじゃありやせんぜ……休憩中でさぁ……」 アリエルは呆れた表情で言った。 「そんな事を咎めに来た訳ではありません。ゴールドアイランドはどうでしたか?ハーネストと会ったのでしょ?」 ジュノスは薄ら笑いした。 「姐さんには……何でもお見通しですかい?」 「ジャミルの件は伝えてくれましたか?」 「まぁ……それとなくは……」 アリエルはジュノスの隣に座った。 「情報によると、ハーネスト達の次の目的地は、ライフシティーのようです」
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加