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……アデル中央本部……
アデル中央本部の綺麗な中庭で、ジュノスはベンチに横たわり昼寝をしていた。
ゴールドアイランドでロックと会ったその夜に、アデルに戻ってきたジュノスは寝不足だった。
風の通りが良いこの中庭は昼寝には最適であった。
「気持ち良さそうですね……」
ジュノスは声に反応し、方目を開けて確認すると……。
「姐さん……」
ジュノスに声を掛けたのはアリエルだった。
ジュノスは体を起こすと、アリエルに言った。
「なんですか?サボってるわけじゃありやせんぜ……休憩中でさぁ……」
アリエルは呆れた表情で言った。
「そんな事を咎めに来た訳ではありません。ゴールドアイランドはどうでしたか?ハーネストと会ったのでしょ?」
ジュノスは薄ら笑いした。
「姐さんには……何でもお見通しですかい?」
「ジャミルの件は伝えてくれましたか?」
「まぁ……それとなくは……」
アリエルはジュノスの隣に座った。
「情報によると、ハーネスト達の次の目的地は、ライフシティーのようです」
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