58人が本棚に入れています
本棚に追加
そばに寄った小さい子が、耳元で内緒話をするものだから、
「ひゃっ!」
と身ぶるいし耳を押さえて真っ赤になった。
子どもにまで何、感じてんのと、それを見てた人に呆れられた。
思い出すだけでジンジンするそんな恥ずかしい体験はさておき。
私の聴覚はどうやら敏感よりむしろ過敏で、社会生活に少々不便だったこともあったので、
いかに聴覚を鈍麻させるか?ということに熱心に生きてきた。
だからもう、ね。
全部右から左だから。
ましてあなたの愛の囁きなんて(笑)
耳、とか、音、にまつわる独り言を書いていこうかなとふと思ったのです。
私を造ったモノたち
私が忘れようとしているモノたち
好きなのに逃げてしまったモノたちへ
感謝を込めて。
でもタイトルが「過敏」じゃあんまりだから、「花瓶」にしといた。
最初のコメントを投稿しよう!