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花瓶ネタをひとつ。
退屈になると懐かしいことを思い出すもので、昨日「ひこーき雲」の完結ボタン押してからは、頭の中、超ノスタルジー。
Crosby, Stills, Nash & Youngという、メンバーの名前を羅列した60年代ロックバンドがいまして、Deja Vというアルバムがまだ手元にある。
引っ越す度に本もCDも大胆に処分するので、現物CDあんまり持ってない。本とかCDとか段ボールが鬼のように重くなるのがいやで。
でもこれは、捨てられない方に仕分けしてる。
実は随分前の誕生日プレゼントでもらったんだけど、1曲目のCarry Onのサウンドがダントツ美しくてお気に入りだ。昔の洋楽ロックのコーラスはほんと美しい。くれた人がセンスいいなと思う人だったから、純粋な私は洗脳されるくらい繰り返し聴きました。
Carry Onばっか聴いてたからなあ、他の曲飛ばして。
でも最近気づいた。アルバムの中のOur Houseという曲の歌詞がいい。あらすじはこんな感じ。
二人でデリで朝ごはん食べて、露店の花瓶を衝動買い。
暖炉に火をつける僕と、庭の花を摘んで花瓶に花を生ける君。
ピアノの前に座ったのは君じゃなくて、僕。
ありふれた恋人たちの風景なのに、二人にとっては特別なものが生まれた。Our House。
気づくの遅かった。私たちには生まれなかった。Our House。
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