1・KARA

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今度、班目さんと喫茶店に行きたいな。 そんなことを考えながら、3人分を作り終え、お盆の上に珈琲と、念のために、砂糖とミルク、スプーンを乗せて、リビングまで運んだ。 朝の温かい珈琲は身体に染みる。宇佐美と藤城はブラックで飲み、東間はミルクと砂糖を入れた。 「中島から、何か連絡はあったか?」 「いえ、何も来ていませんよ」 「そうか、今日の夜はBARに行くのか?」 「ええ、仕事ですから」
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