告白

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菊池は小首を傾けて、知恵の顔を覗き見た。 知恵は菊池を見ようともせず俯いている。 あきらかに恥ずかしさを隠してる風だ。 「ダメですか?」 「いいよ」 菊池は自然な言葉で答えた。 そして直立している知恵を真正面から優しく抱きしめた。 「1、2、3、4、5、6、7、8」 と菊池はカウントし、知恵から身体を離した。 「なんですか、今のカウント?」 知恵は不可思議な表情を菊池に向けた。
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