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当分は逢えないと言う獅朗。
学校にまた通い始めると言う私。
それぞれの道を見はじめている二人。
それは悲しいことじゃない。
少し淋しいけど、喜ぶべきことなんだろう。
サヨナラの言葉はない。
約束の言葉もない。
だけど、大丈夫。
獅朗を誰より愛していると言う真実。
獅朗に愛されていると言う真実。
それさえ確実に分かっていれば、
約束なんていらない。
ブーブーと獅朗のスマホが震える。
それは今が終わる合図。
名残惜しそうに獅朗が唇を重ね、私を強く抱き締めた。
【END】
Heaven~最終章~へ続く。
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