想い出の中で

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当分は逢えないと言う獅朗。 学校にまた通い始めると言う私。 それぞれの道を見はじめている二人。 それは悲しいことじゃない。 少し淋しいけど、喜ぶべきことなんだろう。 サヨナラの言葉はない。 約束の言葉もない。 だけど、大丈夫。 獅朗を誰より愛していると言う真実。 獅朗に愛されていると言う真実。 それさえ確実に分かっていれば、 約束なんていらない。 ブーブーと獅朗のスマホが震える。 それは今が終わる合図。 名残惜しそうに獅朗が唇を重ね、私を強く抱き締めた。 【END】 Heaven~最終章~へ続く。 [link:novel_view?w=24951303]
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