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エレベーターの乗ると、獅朗に寄りかかるようにしている私の髪を無言で優しく撫でる。
エレベーターを降り部屋に入る。
もう限界だった私は「獅朗」と呟き獅朗の胸に顔を埋めず、獅朗の服をギュッと握った。
「顔あげろ」
獅朗が指先で私の顎を上げる。
涙でグチャグチャの私の頬に獅朗が優しく手を添え見つめる。
「一人で頑張ったな」
優しい獅朗のキス。
言葉の意味なんて考えている余裕なんてない。
目の前にいる獅朗
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