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不思議に感じる私に獅朗が説明してくれたのは、光と獅朗が交わした約束。
それが何かは教えてくれなかったけど、今こうして会えたのは光のお陰らしい。
「だけど、ちゃんとサヨナラして来いって」
「椿が言うこと聞くなんて、アイツも思ってねーよ。からかわれたんだよ。アイツに」
「そ、そうなの？説明なしだったし、獅朗も了承したとかって言うから」
「アイツの言葉信じたのか？」
「信じた……訳じゃないけど、不安には……なった」
「悪かったな。何があっても手離す気はねーよ。やっと手に入れたんだからな」
獅朗の言葉が胸を熱くする。
毎日逢えていたことが、どんなに幸せだったのかと思いしらされる。
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