Put back over spilt milk

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奈緒は、思案する顔でしばらく考えていた。 「昔、高校ぐらいの英語で習ったわ」 「なんて?」 「なんとかなんとかミルクって」 「なんだそれ?」 「ほら、こぼれたミルクはもう元に戻らないって」 「It’s no use crying over spilt milk. か」 「そうそう。だからもうダメよ」 「大丈夫さ」 神田は事も無げにそう言った。 「来いよ」 神田はいきなり歩き始めた。
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