9話 生活

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とりあえず、レストランのテーブルで札束のやり取り嫌だったから、バッグに入れて、弘輝さん、外に引っ張り出した。 「あのさ、いくら責任とかなんか言っても、10万なんか受け取れないから!」 本当は喉から手が出るほど欲しい!! 10万あったら、テレビと洗濯機!! 「いいから、本当にこれくらいしかできないから!」 「……正直、欲しい!けど、もう気持ちないから…だから受け取れない……」 「……どうしたら受け取ってくれる?少しでも助けたいんだ」 参った。あ、そうだ! 「じゃあ、セックスしよ?…愛人契約!月に10万!どう?」 あれだけ、付き合ってる期間、セックスしなかった人だ。 最後私が無理矢理するまでしなかった人だ! しかも『愛人契約』これなら…… 「うん。わかった。それなら受け取ってくれるね?」 にこにこ笑顔。……あの、マジ?! ………自分が引けなくなってしまった。 そのまま、本当にラブホに入った。 半分やけくそ。半分お金。自業自得。自己責任。 久しぶりのセックス、気持ち良すぎた。 優しい愛撫。もうおっぱい揉まれた時は早く入れて欲しくて疼いた。 何度も丁寧に敏感な部分を広げて、舐めて、吸われて、それだけでイった。 「はあっ、はぁ、…気持ちいい…んう、気持ちいい!」 「入れるよ……」 「んああっ!」 「んううっ、……香織ちゃんの中、…気持ち良すぎ、…んう、んんう」 そうだ……最後の日、弘輝さんが猿になるまでやったんだ。 私の体、知ってるんだった。 「香織ちゃん、…無理!んんう!気持ちいい!イク!んんうっ!!」 …………早いんだった。 連絡先の交換する時、あえて『基本週末』と、約束した。 愛人契約完了。
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