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10話 愛人
弘輝さんの彼女には、なれない。
私の頭の中、まだ『基樹』だから。朝、腕枕探すから。
だから、なんだかこれでいい気がした。
仕事の1つ。『セックス』。割り切ればいい。この仕事なら、月に10万貰える仕事だと、割り切ればいい。
弘輝さん、自分ばかり先にイクの気にして、『おもちゃ』買った。
要らねえ。散々な思い、それでしたから。ラブホで売るな。簡単に買えるのやめれ。
だけど『仕事』だから、イキまくって、弘輝さん満足させた。
週刊誌、まだ『ナナミと基樹』が騒がれてる。
なんで続いてるのかな?
私、ちゃんと否定して出たから、脅しのネタにはならないよね?
基樹の気持ちかなあ?
だったら、私が口出すとこに、もう完全に基樹は居ないね。
………気にするの、本当にやめなきゃ。
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