第1章 受験勉強は、ほどほどに

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国仲美弥(クニナカミヤ)。大学2年生。 私のお姉ちゃんと同じ大学らしい。私のお姉ちゃん…麻里ねぇは、森尾先生と付き合ってたけど、別れたって息巻いてた。もしかしたら…国仲先生と何か関係があるのかな? 森尾先生がみんなにペットボトルの飲み物を配っていると、国仲先生も一緒に配っていて、2人は微笑み合っている。 なんか、ムカつくんだけど。 森尾先生が微笑みながらあたしたちにも歩み寄って来て、 「ほら、榊原。オレンジジュースあるぞぉ」 とあたしにオレンジジュースのペットボトルを差し出すと、あたしはそんな森尾先生を見て、 「あ、お姉ちゃん」 と廊下に視線をずらして小声で言うと、 「え?!」 と言って先生は咄嗟に振り向いた。 モチロン、嘘。
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