他人の家の訪問はまず玄関から

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かなり心を開いているからといって、あけすけになんでもかんでもその人の中に立ち入って良いというものではないのです。 親しくなるというのはその人のボーダーラインの中に入らせてもらうことです。 心の中に入らせてもらうことなのです。 表題に「家」を例えて書いていますが、まさしくこれは他人の家に入らせてもらうことによく似ています。 家は出入りするところなので、必ず玄関口というものがあります。 普通はじめての人の家を訪問するとき、まずは家の前に立ち呼び鈴を鳴らしてその家の人の応対を待つでしょう。 そして「どうぞお入り下さい」との返事を待って、「お邪魔します」と玄関のドアを開けて入って行く。 それが常識ある他人の家への訪問の仕方です。 人もこれと同じなのです。
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