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気がつくと廃墟の通路にいた
しかしこれは夢だと確信していた
何故なら儂は先程布団に潜って眠ったからだ
なので『どうしてこんなところにいるのか?』なんて慌てふためく事なかったが儂はキョロキョロ見渡す
夢とは脳が記憶処理するために見るものだから見たことある景色の筈だと思って何処だか特定する為である
ふと天井付近から視線を感じた
見ると天井の出っぱりの部分に白いものが見えた
儂は何故かそれと目を合わせてはいけない気がしたが時既に遅し目が合ってしまう
瞬間辺りが暗くなり儂は現実へと目を覚ました
ドッドッと心臓がうるさかったが翌日も仕事があるからと再び瞼を閉じる
けど…夢の中のものと同じ視線を感じた
今度こそ目を合わせるものか
そう思い必死に瞼を閉じる
が、何故かそれと目が合った気がした
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