アクション

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 放課後。  一人ぼっちでいる麻真美に近付き、あいつが欲しいであろう褒め言葉を連発してあげた。  不幸中の幸いというべきか、麻真美は外見だけは可愛い。高校に入ってからはメイクも覚えた(そして先生に何回か怒られた)。頭と性格が破滅的に悪いだけだ。  わたしは麻真美の外見をとにかく褒めちぎり、なんとか土曜日に、奴の家へ遊びに誘ってもらえるようになった。  言葉だけでは足りないので、お土産も添えて。
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