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外に出ると、雨は上がっていた。
Gカラオケルームを後にして、少し行ったところで、温子が、
「あっ、忘れ物しちゃった……。すいません。後でご一緒しますから……」
店長からスナックの所在地と店名を聞き、Gカラオケルームに戻って行った。
店長と好子は、仕方なくスナックに向かった。
温子は一旦、Gカラオケルームまで戻ると、
「明日、何か言われたら、後でお腹が痛くなったんで……とか言えば……」
と、いつもの帰路を行こうとした時、店内から音楽が聞こえてきたのだ。
「あれ? まさか……? どうして……?」
温子が通用口から入ってみると、10番のボックスから音楽が聞こえていた。
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