その時――そのルームでは…

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 さらに五曲うたい、最後の点数は――35点だった。 「そ、そんな……」温子は呆然として…… 「お願い。もう一曲……」  しかし、それを見ていた魔物たちは、彼女を(にら)んでいて、 「ナーニー? この点数!」 「調子に乗るんじゃないわよ!」 「バツとして、あなたの寿命(いのち)から十年ずつもらうからね」  一斉に温子に迫って来た。 「キャー!!」
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