その時――そのルームでは…

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 すると、その時―― 「ちょっと待ったー!」  魔物たちが振り向くと、そこにいたのは好子だった。温子も呆然としていた。 「アンタたちに許してるのは、歌だけだよー!」  その瞬間、魔物たちは消えた。  温子は腰が抜けたように座り込んでしまった。  実は好子は霊能者で、予感がしたので戻ってきたのだった。  それから温子は、夜に店内から音楽が聴こえても、感知しないことにしている。  ―The End―
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