カサブランカ

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「さっきも思ったんだけど、胡桃少し痩せたよね」 「そうですか……?」 優君に会えない間、たしかに私は食欲がなくなり自分でも痩せたような気がしている。 サイズの合っていたジーパンのお腹回りが緩くなったと感じるほど。 もしかするとバストも小さくなっているかもしれない。 今さらだがそんな心配をする。 「うん……」 すると彼は私を抱き締めて、まるでサイズを確認するようにトップスの中に手を侵入させ脇腹に触れた。 「わ……」 私から小さな声が漏れる。 「痩せたのは俺のせいだよね」 「……」 彼が申し訳なさそうな声を出した。 そのため私は「いえ、それより抱き心地が悪いかも……」と言って、苦笑してみせる。 「そんなことないよ。柔らかくて気持ちいい」 まだ全部見てないというのに、すごい台詞だ。すごく恥ずかしい。 「嘘……」 私は照れ臭く下唇を噛み締めた。 「嘘は言わないよ」 彼はそう言うと私に優しいキスをして、さらに手を中に進ませバストへと伸ばした。 私は不意に力を入れてしまう。 「大丈夫、痛くしないから」 彼の声はとても優しい。 私の身体はこれ以上ないというほど熱くなる感じがした。
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