プルメリア

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花屋の仕事は楽しい。 店長がいたから、という下心がなくなった今も、それは同じ。 今日は土曜なのでギフトが多くでたため、様々なギフトを作った。 近頃は店長がどんな金額のものも、私にギフト作りを任せてくれるようになった。 それでも相変わらず作品は写真に残しているが、それを見返すのもいまだに好き。 もし、優君と結婚したなら、私は専業主婦になるのだろうか…… そんなことをふと思ったのは、昼の休憩中だった。 相変わらず簡単な弁当を見つめながら、彼との生活を想像してみようとするが、これまで互いに働いている状態で泊まりあっていたので、上手く想像できない。 周りに既婚者の友人がいないからだろうか。 両親も共働きである。 ようやく本当の恋人になれたばかりで、そこまで思考がついていかない。 だが正直、今の私は彼といたいのが一番。 お金と時間があればすぐにでも会いに行きたいくらい。 仕事中も、気を抜くと優君を思ってしまう。
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