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理科部に入部している僕は、放課後理科室で生き物の観察をしていた。
部員は全員で五名。
ちなみにあまり来ない部員も何人かいる。
僕と同い年の神田くんの二人で理科室にいると、急にガタッと何かが落ちる音がした。
なんだろうと思って僕は立ち上がって薬品などが入っている倉庫を確認してもいつもと変わらないようだった。
「なんか落ちてたか？」
「いや、いつもと変わらなかったよ」
「そうか、それなら良かった。俺ちょっとトイレ行ってくるわ」
「あぁ、わかった」
神田くんは立ち上がって理科室を出た。
僕はまた生き物の観察を始めることにした。
すると、またガタッと倉庫から物音がした。
僕はまた立ち上がって倉庫を確認したが、何も変わらない様子だった。
倉庫を出ようとしたその時、冷たい水が頭にぽとんと当たった気がした。
天井を見ると雨漏りしていて、僕は掃除用具のロッカーを開けてバケツ取り出した。バケツを雨漏りしているところに置いた。
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