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「あ、ごめんごめん。にしてもアンタ、相変わらずひょろいねー。もやし?」
理奈は笑いながら、ユウ太の腕やら腹やらをペチペチと叩いた。
「…もやしは低カロリーで健康に良くしかも安い。そんなもやしと同等に比較して貰えるなんて恐れ多いよ」
「それもそうね!じゃあ今夜のおかずは…って!」
そんなこと言ってる場合じゃない!理奈はそう叫ぶや否やユウ太の部屋から出ると、扉が
バタン!と勢い良く閉められる。
「港が来ちゃう!」
彼女の嬉しそうな声が狭い廊下に響く。
「僕も…行かなきゃ。」
窓ガラス越しの外には、ヒロが学校へと走っていく姿。その後ろには理奈とその彼氏の港が歩く。
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