ノベルオタク

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ユウ太は再びノベル本に視線を移した。何を察してか、花澄が慌てた様に喋りだす。 「あっ…ごめん。なんか暗い話になっちゃったね。」 「…べつに」 歩く2人の影がだんだんと長くなり、もうすっかり日暮れだった。 「あのさ!今日、ご飯うちで食べない?ほ、ほら、お母さんも会いたがってるし!」 「え…」 いやなら無理にとは言わないけど…、と、視線をそらす花澄にユウ太は思わずプッと吹き 出した。
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