ふたりめ先生

2/3
前へ
/25ページ
次へ
青森に来て、薬が残っていたのもあって、すぐには病院探しとかしませんでした。 実際それどころではなかったので(笑) 薬がなくなって、離脱症状で吐いたりとかしてヘロヘロになってやっと、近所の病院に足を運びました。 近くの総合病院の精神科は、体調がヘロヘロで薬もないんですと説明しても、予約待ちで一か月と言われ、今行ってる病院を勧められて行きました。 そこでも、突然新患みれない的なことを言われましたが、その時の先生(ふたりめ先生)が、良いよって言って診てくれたんです。 問診して、先生はうつ病とちょっと違うかも?みたいなことと、薬の量が多すぎると言いました。 血液検査と尿検査、他にも検査はしたいけど、あんまりお金かかったら嫌だよねって、血液検査と尿検査だけしました。 この先生はとても気さくで、あまり先生らしくない口調で、軽く話せるような先生でした。 私が、旦那にダメ人間と言われましたと、落ち込めば ダメ人間なんかじゃないよ! と、返してくれる先生でした。 あとは、本当によく患者さんを見ている先生で、診察室に入った瞬間から、表情、顔色、服装、足取り、声などを観察してました。 服の色が明るければ、心境の変化あったの?とか、今日は話してる内容より、表情は良いとか、クマが出来ちゃってるよ、ちゃんと眠れてないでしょ!とか、本当にびっくりするほど見てました。 話もしっかり聞いてくれるし、アドバイスもくれる。離婚しようか本気で悩んだ時も、これも治療の一環だから、離婚考えるなら専門のスタッフに話を出来るようにしてあげる!とまで言ってくれました。 東京出身の先生だったので、こっちはこういう風習あって、慣れないよねー、大変だよねーって、看護師さんのいない隙に言ってました。 毒出しのためにカウンセリングを取り入れたのも、この先生でした。 そして2年間で、半分以下に薬を減らしたのも、この先生でした。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加