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沖田さんと2人の空間。決して今は居心地が良いとは言えない。
私はこれからどうなるんだろう。そもそもこのままここにいられるのかな?
ここは元々長州の人達の家のはずだ。関係を持たないとなった私がいるのはおかしいだろう。
それにそんなところに沖田さんが来ているのも変な話だ。
「さて、これからの話をしようか」
沖田さんが口を開く。
私の寝ていた部屋に入り向き合うように腰をおろすと、沖田さんは"ごめん"と謝った。
「高杉達といたかったよね」
「晋作さんといたかったけれど、やっぱりそれは出来ないから辛いし……。これで良かったんだと思います」
「俺が守るから。この先どんな事があっても、景ちゃんを危険に晒す事はしない。約束させて?」
信じて良いのかわからないけれど、この人を信じたいと思う。
頷いて答えると沖田さんは嬉しそうに笑う。
その笑顔にまた、胸がドキドキと音を立てた。
「とりあえずここは出よう。さっきはああ言ったけれど、やっぱり新撰組に怪しまれているのは確かだからさ」
「やっぱりここは出なきゃだめなんですね……」
「ここほど立派なところではないけれど、屯所以外のところに借りてる場所があるんだ。そこなら俺以外が来る事はないし、俺が出入りしていても怪しまれないから」
「……わかりました。よろしくお願いします」

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