番外編第3話 ふたりで花火

31/32
1409人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
「だから折を見て、ね?」 「いっ、いつ?」 「さぁて、いつにしましょうか?」 「アキさーん!」 なんて幸せなんだろう。 「うちはいつから休みでしたか?」 「そっ、そんなこといって、アキさん、ちゃんと休み取れるんですか?」 「それは……、なんとかします」 少しだけ憮然とした表情でそう答えるアキさんに、あたしは半泣き状態で笑ってみた。 「だから泣くのは止めなさい」 そんなあたしにアキさんはキスをくれる。 いつも2番だったあたしは、とうとう1番になれたみたい。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!