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言葉を詰まらせるあたしに、アキさんはやっぱり笑ってる。
「セクシーな下着のみ許可します」
「はい? ……あー! もう! からかわないでください!」
少しだけ、本当に少しでも不貞腐れるあたしをアキさんの大きな手が優しく撫でる。
あたしは完全にアキさんの手の上の猿みたいだ。
「……アキさんって絶対女の子の扱いに慣れてますよね?」
「はい?」
「それに、絶対遊んでる! 何人も女の子泣かせたんでしょ?」
あたしがそう言うとアキさんは少し驚いて、それから少し考えるように視線を宙に漂わせると、またあたしを見た。
「なぜそんな結論に?」
理由なんて決まってる!
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