番外編第3話 ふたりで花火

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「だって、女の子の扱いに慣れすぎ! 昨日だって何回──」 イかされたか。とは言えずに口籠った。 「何回、なんですか?」 「だ、だからっ」 「はい、何でしょう?」 うう……、またからかわれてる! なんとなく、プツンとキレた。 言おう! 言ってしまおう! 「だからっ! エッチのときはいつだってあたしが気を失うまで気持ちいいし、それまでだって何回もイカされるし! 女の子のイイ所を知りすぎだし、経験値ありすぎ! しかも今朝なんて朝からイカされちゃうし! 今なんて腰も痛いし、エッチで筋肉痛なんてありえ無いから! それでも受け入れちゃうあたしもなんだけど、仕方ないじゃん? アキさんのテク、気持ち良すぎなん──」 途中で言葉が途切れたのは、アキさんの手があたしの口を塞いだから。
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