番外編第3話 ふたりで花火

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しまったとばかりに、また手を口元に当ててあたしから視線を逸らすアキさん。 ……ってか、繋がりたいって? あたしに、飽きられる? え? 「アキ、さん……?」 あたしの声に、罰が悪そうにゆっくりと視線を戻してくれる。 「だからと言ってムリにシていたわけではありませんから。真由があまりにも誘惑するから……。でも、ヤりすぎというならこれからはセーブして」 「え? セーブ? そんなのしなくてもっ」 そこまでいって、今度は自分で口をふさいだ。 あたしったら何言ってるの? そんなこと言ったら 『ヤりたい! もっとシて!』 って淫乱宣言してるようなもんじゃん! 「……」 「……」 お互い、気まずさに目を合せて──、それから一緒になって笑った。
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