番外編第3話 ふたりで花火

17/32
前へ
/32ページ
次へ
「なら、今まで通りに」 「はい、それでお願いします」 そう言って、キスをした。 のだけど、この結論あってるの? と思ったけれど、いいことにした。 したんだけど! 「あ、もう一つ疑問です」 「はい?」 「やっぱりモテちゃうんですよね? だからあんなテクあるんですよね?」 直球で質問すると、アキさんは飲んでたコーヒーを危うく吹き出しそうになって、咽た。 ……怪しい。この上なく怪しい! 「……そうですね。モテることは否定しません」 やっぱり。 広島来てからも何度も告白されてるもんね。 「でも、そんなに気持ちいいですか?」 「──ひゃん!」 いきなり、Tシャツの上から胸の先端を弾かれて声が出てしまった。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1409人が本棚に入れています
本棚に追加