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「なら、東京に行きませんか?」
「え?」
「私の家族にも紹介したいですし」
……東京? いや、そこじゃなくて、かぞ……?
「……え? ………………えぇ!?」
声を上げて驚くあたしに、アキさんは目をぱちくりさせた。
「……なぜ、『ええ!?』という反応なんですか?」
「だだだだだだって!」
かかかかかか家族に? 家族だよ? しかも紹介!? なんて?
こんな展開、知らないってば!
「はぁ、もしかして遊ばれてるのは私ですかね。やはり真由から見ればオジサンですし、そういった対象には見られないと」
両肩を下げてため息をつくアキさんに、あたしは全力で首を振った。
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